その名も「ジロラット」
デスパーニュ家は過去２５０年にわたり、フランス ボルドー アントル・ド・メールのミランボーの地に葡萄畑を所有しています。デスパーニュ家の起源ともいうべきワインはシャトー・トゥール・ド・ミランボーですが、２００１年よりリリースされた「ジロラット」はデスパーニュ家の「誰も造ったことのないワインを造りたい」という欲求から生みだされた、新たな次元の味わいのワインです。
先日、シャトー・トゥール・ド・ミランボーとジロラットの試飲会がありました。以前からミランボーのワインは好きだったので、扱っていましたが、ジロラットは飲む機会がなかったので、今回はじめて試飲しました。試飲して、びっくり。２００２年のものだというのに非常に強い複雑な香りがあり、タンニンが強いにもかかわらず、非常に優雅でまろやかな味わいです。久しぶりにいいワインに巡り合った！という感覚。価格はちょっと高いけれども、それでも、ボルドー右岸の著名ワインなどに比べると、それでもお値打ち価格です。
右岸のボルドーワインのブラインドテイスティングでも著名ワイナリーを押しのけて、このジロラットが第一位に輝いたそうで、味わいは折り紙つきです。今飲んでも充分に美味しいですが、ワイナリーの方によると、２０年寝かせても美味しく飲めるだろう、とのこと。
２００２年にお子さんが生まれた方は是非このワインを買って、２０年後にお子さんの成人式に飲んでみてはいかがでしょうか？その頃には、たぶんとてつもない価格になっているような気もします・・・。
